Instagramを運用していると、投稿のパフォーマンスを確認するために欠かせないのがインサイトです。特に「閲覧数ソース」(ホーム、プロフィール、ハッシュタグ、発見などの流入経路)は、どこからユーザーが投稿を見つけているのかを分析する重要な指標でした。
しかし、最近になってInstagramインサイトでフィード投稿の閲覧数ソースが消えた・表示されないという声が急増しています。
この記事では、2025年8月時点の最新情報をもとに、この現象の原因と考えられる背景、そして対処法を詳しく解説します。
なぜInstagramインサイトの閲覧数ソースが消えたのか?
1. Metaによるインサイト指標の仕様変更
2024年末から2025年前半にかけて、Instagram(Meta)はインサイトの指標を大幅に見直しました。
これまで使われていた「インプレッション」という指標が廃止され、代わりに「ビュー」へ統一されています。この変更は2025年4月21日以降、すべてのアカウントに適用されました。
この過程で、Instagramインサイト内でフィード投稿の閲覧数ソース(流入経路)の詳細内訳が削除されたとみられます。つまり、ホームやハッシュタグなどの内訳を確認できない状態になっているのです。
2. ユーザー報告から見える時期
- 2025年7月中旬:フィード投稿のインサイトでまだ閲覧数ソースが表示されていた。
- 2025年8月上旬:急にフィード投稿の閲覧数ソースが消え、表示されない状態に。
- 対象:特にiOS版Instagram(バージョン392.0.0)で報告が多数。
3. 海外ユーザー・マーケターからも同様の声
海外のSNSマーケティングコミュニティでも、
「Instagramインサイトでフィード投稿の閲覧数ソースが見られなくなった」
「告知なしでデータ提供をやめたのでは?」
といった声が相次いでいます。
一部では、Instagramが細かい内訳を廃止し、ビュー数やリーチなどの大枠指標にフォーカスする方針へ転換したのではないかと推測されています。
現時点でMeta(Instagram)から公式な「フィード投稿の閲覧数ソース削除」に関する発表はありません。
しかし、以下の点から恒久的な仕様変更である可能性が高いと考えられます。
- インプレッション指標の廃止と新指標(ビュー)への移行は公式に発表済み
- 他のインサイト項目(フォロワー増減の累計など)も過去に予告なく削除されている
- 世界中のユーザーが同時期に「閲覧数ソースが表示されない」と報告
対処法はあるのか?
残念ながら、現状では閲覧数ソースを元の形で表示させる方法はありません。
ただし、次のような代替策を試すことで、部分的に流入経路を推測できます。
- リール投稿のインサイトを活用
リールでは引き続き閲覧数ソースが表示されるため、参考データとして利用できます。 - 指標の組み合わせで分析
ビュー数、リーチ数、プロフィールアクセス数などを組み合わせて推測。
今後の展望
Instagramインサイトの閲覧数ソースが消えた・表示されない現象は、2025年夏以降の新しい運用環境として定着する可能性があります。マーケティング戦略の見直しや、他の指標を活用した分析方法の確立が求められそうです。
Metaからの追加発表やアップデートにより再び閲覧数ソースが復活する可能性もゼロではありませんが、現状は新仕様として受け入れ、対応策を考えるのが現実的です。
まとめ
- Instagramインサイトの閲覧数ソースが消えた・表示されないのは、Metaによる指標刷新が背景。
- 2025年4月からインプレッションが廃止され、ビューへ統一。
- 7月中旬までは表示されていたが、8月上旬から非表示に。
- 恒久的な仕様変更の可能性が高く、復活は未定。